筆をおろす2

「筆をおろす」という記事のアクセスが非常に多いので、
私のやり方を書いておきます。

筆は購入時、糊で固められております。
それを溶かすのが「筆おろし」ということです。
糊で固めるのは、保存、毛を痛めない、筆をまとめる等、実用的な意味があります。
当然使う際には必要がないので溶かす必要が出てきます。

1.500ccのペットボトルを用意する。

2.毛先がうまる程度の水を入れる。

 
今回使う筆は
上野駅にある劫榮麓製
10,500円のミンク筆
私が普段使っている筆です。
3.筆のキャップをとります。
 筆のキャップを大事にとっておく方もおりますが。以後使いません。
 水に溶かした筆をキャップを入れるのは百害あって一利なし。
 捨ててしまって構いません。
 持ち歩きたい方は、「筆巻き」を買いましょう。
4.ペットボトルの口にセロテープで筆を仮固定します。
  入念にやる必要はありません。
5.24時間つけおき、ペットボトルを数回振ってから水を捨てます。
6.また水を入れ、同じように固定します。
7.ペットボトルを数回振り、また24時間放置します。
8.ペットボトルを数回振り、水を捨てます。
これで毛先や筆を痛めず、
横着も出来て、
綺麗に糊をとることが出来るでしょう。

 2度やるのは糊を完全にとるためですが、
面倒な方は1度目の水を捨てた後、新しい水の中で筆を泳がせて使っても構わないでしょう。

私が使用している道具

今後、私が使用している道具 についても触れていきたいと思います。

コレクションはしていませんし、
良い道具が一切ないので、その点での見るべきものはありません。(笑)

本来道具はプロにとって企業秘密のようなものです。
書家に「どのような筆で?」とか「墨は?」「紙は?」と聞いてもすんなり返事はないでしょう。
それは、
プロであれば、道具をみただけでその人の技術や、嗜好、方向性が赤裸々に語られてしまうためです。
師匠も「筆をみただけで技量から何から全てわかる」と常々語っておりました。
私のような次元では尚更見せるべきではないのでしょう。
恥さらしですから。(笑)

それでも公開する理由は、
具体性がないと伝わらないことも多いと思うためです。
また、隠すほどの腕でもないので構わないかなと。(笑)
恥ずかしながらおいおい公開してまいります。