行書
日常の書
古典に立脚した書を標榜する鳳煌書道会のサイトです。(The Hoko Shodo-kai association.)
本屋さんが町から消え、図書館を再び利用するようになった私です。気に入った本やまた読みたい本をネットで購入。実用書系なら電子本に。本屋さんと同時に減ったのは「ブックカバー」も。新刊であれ古本であれついてませんのでね。かといって本革ブックカバー等はサイズが微妙にマッチしないことも少なくなく個人的にはあの余り加減が妙に気になる。あ~懐かしや本屋のブックカバー。
草書:十七帖
日常の書
草書:老子の断片
活動における日常の一部。
メモ:肉体反応を感じつつ書き、仕上がりを前に自己を客観的に見る。
出会いは本人より作品が先だった。師の奥方より泰永書展を託された年、作品選別を手伝っていた最中にそれはあった。二×八尺横に書かれた流麗で美しい八分隷。目を奪われた。書作品で感動を得たのは師に次いで二人目。次々に選別される作品を見て、師への不躾を承知の上で「いただいてもいいですか?」と尋ね、次点を持ち帰ることが叶う。自室の欄間に飾り一人感動に浸る日々。「どんな人だろう」想起せずにはいられなかった。その年の書展で出会った際に、古典”名を聞くより”にあるように大きく乖離を感じる。それが森寛翠という書家を余計に私に刻むこととなる。 “追悼:森寛翠” の続きを読む