泰永書展の開催は予定通り

明日から泰永書展ですが、
今のところ予定通り開催できそうな運びです。
東電から輪番の発表もありませんし、
そもそも東電の電力には余裕があるようですし、
会場からも特に発表はありません。
地震もここ数日は落ち着いておりますね。

今年は会場が変わり、
会場側の指針により
接待や作品集の販売が出来ません。
バックヤードもありません。
純粋に鑑賞して頂ければ幸いです。
今年も泰永会らしい変化に富んだ展示となりそうです。

書道展目的だけで出るには躊躇われるのなら、
ついでに後楽園やラクーアへ遊びに行ってもよろしいのではないかと思います。
プレイスポットは多いです。
後楽園って野球好き、プロレス、ボクシング好きでもない限り来ませんしね。

アイス好きとしてはドームの外にあるカプリチョーザでソフトクリーム300円を食べながらのんびり外を眺めくつろぐのもよいかと。
私はミックス派です!!
先日打ち合わせした後、高熱でうなされながら座って食べました。
量は少なめ、味は普通ですが、オッサンにもなると雰囲気が大切。
その時はモデルさんの一団が闊歩してました。
アゲハ蝶のようでした。

師匠から課題をたんまり頂き「ヒー」と唸っている鳳煌でした。
すこし学生に戻った気分です。

第二十二回泰永書展

私が所属する書道会「泰永会」のご案内です。
第二十二回泰永書展

会期:8月27日()~29日()3日間
時間:11時~18時(初日のみ12時より)
場所文京シビックセンターギャラリーシビック展示室1B
  Web
住所 東京都文京区春日1-16-21
最寄駅
東京メトロ 後楽園駅/丸の内線(4a・5番出口)/南北線(5番出口)徒歩1分
都営地下鉄春日駅/三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分
JR総武線 水道橋駅(東口)徒歩9分
入場料:無料
●重要
・会場が今年から変更になりましたのでご注意下さい。
・東京芸術劇場は全面改修工事のため2011年4月より1年半から2年程度利用できなくなります。
・会場側より、東京電力の輪番停電によっては閉館する可能性がある旨の報告があります。
・会場都合により中止する際は改めて本HP上にて発表いたしますので、お出かけ前にご確認願います。

3.11群発地震

生存、怪我無、家族全員の無事を確認。3.11。22時点。

集合住宅の目立った外傷なし、室内モノが降ってきたけど既に下に下ろして安全。
関係者のtwitterから推測するに、回線がパンク状態で救急電話がつながりにくくなっているようです。

各携帯電話会社の災害伝言板、NTTなら171を利用しましょう。
東京は被災地認定されていないため、171で登録は出来ませんが携帯の災害伝言板は利用できます。聞く側は相手の電話番号が必要となります。

災害確認方法のまとめ)

1.NTTの災害伝言ダイヤル
災害伝言ダイヤル登録 171>1>あなたの固定電話番号
災害伝言ダイヤル聞く側 171>2>相手の固定電話番号
なお、ダイヤル回線の方は#を押してトーンにすと逆につながりませんので通常のダイヤル回線のままご利用ください。

2.Googleの消息情報の登録、閲覧サイト(日本語、英語、中文対応)
http://japan.person-finder.appspot.com/
日本語のわからない方に英語で何が起きているかまとめているサイトもあります
http://gakuranman.com/great-tohoku-earthquake/

3.携帯各社の災害伝言板
災害用伝言板 DoCoMo:http://j.mp/168tdS
災害用伝言板  au:http://j.mp/6b8t2D
災害用伝言板  softbank:http://j.mp/cXX7Gw
各携帯から登録する場合、伝言板は携帯WebのTOPにある筈です。

4.地震震源地のリアルタイム情報(地図丸地震情報)
http://www.chizumaru.com/earthquake/map/

被害と関係ない地域の方の安否確認は可能な限り控えましょう。
そして原発停止に伴い電力不足が叫ばれています、周辺地域や都内では不要な電気は使わず暖房類も最低限にし衣服の厚着で暖をとりましょう。

群発地震のため今後どこで直下型がくるかわかりません、
非情報持ち出し袋は常に手元に、逃げる際はブレーカーを落としましょう。
電気ストーブは危険です。
ガス栓も可能な範囲でしめておきましょう。
食料は多くても移動出来ません。不要な買い占めはやめましょう。
カップ麺等を買うよりすぐに食べられるオニギリ等を用意したほうが良いと思います。

義援金詐欺も始まっているようです、義援金はTV、ラジオ等の公式発表を待って行いましょう。

twitterで非公式RTの利用をしないように声が上がってます。
リツイートする際は公式機能のRTボタンをしましょう。
既に救出済のツイートが無限に拡散されているようです。
また、要請した側も終了したツイートは可能な範囲で削除しましょう。そうすることで公式RTのメッセージは全て削除されます。非公式はそれがされません。

持病のある方は薬の持ち出しを忘れずに、発作等で避難後に被災する可能性があります。

繰り返します、安否確認は災害伝言板をできる限り利用し回線を開けましょう。不要な電気、ガス、水道の使用は控えましょう。リツイートは公式を使いましょう。不要な買い占めは控えましょう。非常用持出し袋は常時側においていきましょう。詐欺に注意しましょう。

手本を用意する

「書いてみる」の段階を過ぎ、続けたいと思う方の人の方向性として
二つの方向性が思い当たります。

一つは、飽きもせず書き続け益々楽しくなってくるでしょうか。
もう一つは、興味はあるが手本や深さが欲しくなるでしょうか。

例えば手本が欲しくなったり、
何か下支えが欲しくなったり、
自分の書(syo)に物足りなさを感じたら手本を用意しまよう。
手本は書道塾に属さなくても本屋さんにあります。

二玄社が出版している「中国法書選」に代表される出版物です。

まずは基礎知識なく視覚的な好みで選ぶのも
一つの方法かもしれません。

(備考)
視覚的な好みはある種の弊害もうみます。
それは別な記事で書きたいと思います。

書いてみる

準備が全て整ったら書いてみましょう。

まずは筆に対して馴染むことが先決となります。
筆の握った感触、
筆先を感じながら墨が紙を上を滑る感じを味わいます。

小学2年生程度までであれば、
まずは適当に筆をはしらせるだけで構わないでしょう。
5分もすれば飽いてきますので終了です。
芸事において、飽きは終了をいみするでしょう。
強制は百害あって一利なしです。素直にやめましょう。

小学3年生以上あたりから
好きな文字をとりあえず書くのがいいでしょう。
”とりあえず”ですのであまり気にする必要はありません。

いずれの場合も注意する点は、
「汚れる」ということです。
子供は派手に、大人でもそれなりに汚れます。
ですので、汚れてもいい格好でやりましょう。
汚れるのを気にしていては到底楽しむことは叶いません。
周囲に新聞紙を引いておくのも方法です。
筆の扱いに慣れていないので汚れるのは当然のことです。

(備考)気に入ったものができたら表具をしてみるのも考えです。

表具は高いと思われがちですが、
半紙程度の紙表紙であれば1000円程度から表具することは可能です。
記念にとっておくのもアリだと思います。
表具が仕上がったら、思いの外に感動すると思われます。

欧米人に比べ日本人は完璧主義傾向にあると聞きます。
楽しむことが下手だとも言われているようです。
確かにそうかもしれません。
何事も最初は下手で当たりまえなので、
下手なのを楽しむぐらいが丁度よいのかもしれません。
逆に上手になってくると上手さに苦しむことになりがちです。

何はともあれ楽しむことこそが全て原点のように思います。
続けていれば誰だって上手にはなるものです。
上手になることは結果であって目的ではないように感じます。

半紙(hansi)を用意する

筆(fude)、
墨汁(boku-zyuu)、
の用意ができたら半紙(hansi)を用意します。

半紙には表と裏があります。
購入した際に上になっている側が「表」になります。
具体的には、
指で触った時に、一方よりツルツルする側が表です。

下敷きをしき、
半紙の表側を上にして、
その上部角を文鎮でおさえます。
これで書くための準備は完成です。

蛇足ですが、
基本的に紙には表と裏があるようです。
普段みなれた上質紙、コピー用紙にも表と裏があります。
意識しませんけどね。

墨汁をいれる

筆を握ってみて感触を味わったら書く用意をします。

「墨汁をいれる」

100円程度から墨汁は売っています。
そういったもので構いません。

1.硯(suzuri)に墨汁を入れる。
2.水で薄めます。

目安がわからないのであれば、
墨汁30cc
水20cc
といった具合でどうでしょうか。

これは目安というわけではありません。
特に重要ではないということです。

たっぷり入れてしまうと
書き切るのは大変です。
最初は少しで構わないのです。
面倒であれば、
据え置き型の墨汁に直接筆を入れても構わないでしょう。

初めて、筆を握る

筆の糊が十分にとれたら、
糊のとけた水等を排水して筆を軽く絞ります。

中には、グイグイと絞るかたもいらっしゃるようですが、
毛を痛めてしまうのでやめましょう。
自分の髪の毛をシャンプーして脱水するようなイメージです。
化繊以外は動物の毛なので筆は生きてるといえます。

準備が整ったら次の段階は

「筆を握る」

にすすみます。
意外に多いのが「持ち方がわからない」という質問です。
これは写真がないとわかりづらいので後日写真を御覧ください。

筆の持ち方に関しては色々な方法論があります。

書道会に属している場合、
もしくは学校の授業で教えられた型がある場合は、
それを元にして構わないと思います。
それはあくまで一つの型ですので、間違いでも正解でもないと言えます。

筆を握ることが完全に初めてであれば、
まずは何も考えずに筆を握って下さい。
特に小さいお子さんの場合は、とりあえず握って筆で書くことに馴染むことが先決です。
最初に「ああしなさい」「こうしなさい」と決め付けてしまうと、
筆に対する姿勢が観念的になってしまい自在さが失われてしまいます。
まずは書いてみることです。

墨のついた筆の感覚。
実際に書かれた紙の上の何か。
その感覚を確かめ、
味わうことが始まりだと考えます。

大人の場合は、
これだといきなり飽きてしまうので辞書を片手に好きな字を書くのもいいように思います。
まずは筆と墨、そして紙との関係を楽しむのにとどめます。
気に入ったら表具してしまうのも手です。

まずは、思い思いに筆を握ってみましょう。

私が使用している道具

今後、私が使用している道具 についても触れていきたいと思います。

コレクションはしていませんし、
良い道具が一切ないので、その点での見るべきものはありません。(笑)

本来道具はプロにとって企業秘密のようなものです。
書家に「どのような筆で?」とか「墨は?」「紙は?」と聞いてもすんなり返事はないでしょう。
それは、
プロであれば、道具をみただけでその人の技術や、嗜好、方向性が赤裸々に語られてしまうためです。
師匠も「筆をみただけで技量から何から全てわかる」と常々語っておりました。
私のような次元では尚更見せるべきではないのでしょう。
恥さらしですから。(笑)

それでも公開する理由は、
具体性がないと伝わらないことも多いと思うためです。
また、隠すほどの腕でもないので構わないかなと。(笑)
恥ずかしながらおいおい公開してまいります。

筆たて(fude-tate)

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・筆たて
(ふでたて)
(fude-tate)
用途:筆を立てて置くための容器。
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書道(syo-do)に必ずしも必須とは言えない道具に分類されると思います。

特徴:
価格が安価で極めて実用的。
ある程度かくのであれば欲しい。文房具屋にも売っている。
筆おきとの違いは、
筆おきが一時的に横へおくためのもの道具だが、
筆たては、置いている時間が結果的にながい。
また、筆おきの装飾性に比べると、
筆たては実用的なものしか見かけない為、
コレクション性はない。
比較的近代に出来た道具ではなかろうか。

備考:
非常に重宝する道具で、
そこそこ書く人は筆を乾かなさい為に必須となる。
筆は毎回洗ったほうがいいと言うが、
頻繁に洗うのは毛にダメージとなる上、いちいち手間である。
墨がついた状態で筆たてに置くのが実用的。
しかし、長期間使わない場合はやはり洗ったほうがいい。