泰永会の現在(2020/11/21)
泰永会は二代目に相模泰生さんを迎え活動を継続しております。野尻先生の夢でもあった全く新しい書道会としてのあり方を模索しております。これまでの閉塞的な会のあり方を開放し、「古典に立脚」というテーゼの元、より多くの会や個人で活動する作家とも合流した活発な集合体を目指しております。
現在、泰永会は麗舟会、鳳煌会(当会)に加え、新たに活動をする弟子達による会や個人の作家として活動する弟子達と合流し新たな書道の共同体を形成し、「泰永書展」を年に一度の発表の場とし共に切磋琢磨する作家活動を続ける場となっております。
古典に立脚した活動をしながらも発表の場を失った個人作家、もしくは会の縛りから退会するも「古典書道を続けたい」と思いを秘めつつ活動を標榜される方は泰永会への合流を検討して下さい。泰永会は「古典に立脚した個我の発露」をテーゼに、人生の縁になる表現活動を標榜しております。
9/27~/30には新しい代表の下で 第三十一回泰永書展~野尻泰煌追悼展~ も無事に盛況の内に閉幕いたしました。展示会に追われるだけの書、名誉を得るための書、禄を得るための書、それらとは違う、自身の人生表現として、ご自身の縁としての書を考えている方はお尋ね下さい。
鳳煌会代表 松里鳳煌
公式サイトより(2019)
泰永会代表 野尻泰煌 儀
去る十二月十五日朝 五十七歳で永眠いたしました
ご家族の意思により 十二月十九日 お別れの会は身内のみにて
相すませましたことを遅ればせながらご報告いたします
相すませましたことを遅ればせながらご報告いたします
生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げるとともに
謹んでご通知申し上げます
With great sorrow, we have to inform you that our Master Nojiri suddenly passed away in the morning on December 15th at the age of 57.
We can hardly believe it ourselves even now.
We deeply thank you for your lasting friendship with Taieikai, and would like to send our best wishes to you and your family.
(公式サイトより転載)
今後について
故人の遺志を尊重し2020年の第三十一回泰永書展・前記海外展ロシア、後期本展日本は開催予定で進めております。前記海外展ロシアに関しては全て作品を受領している為、出展料がまだの方は指定口座(泰永書展の口座)までお振込みいただけると幸いです。
後期本展に関しては手本を受け取っているか否かが現在判明していない為、出展の意思と合わせて2020年1月~順次確認する予定です。第三十一回泰永書展-野尻泰煌追悼ロシア国際交流展- は開催予定です。既に手本をお持ちで書いている方は是非とも出展をご検討下さい。故人も大いに喜ぶと思います。お問い合わせは[公式サイトのお問い合わせ]まで。
五反野教室(2020/2/27th閉鎖)
お父様の意思により閉鎖します。五反野教室の生徒様に関しては事務局が把握出来てない部分も多く、もしこの文章をお読み頂いた方は連絡先等を[公式サイトのお問い合わせ]までお知らせいただけると幸いです。
十条教室(2020/1/30th閉鎖)
同様に閉鎖予定です。今後、弟子の協力により遺品を整理する予定です。基本的な指針としては蔵書や作品は全て保管する方向性で話し合われてます。
第三十一回泰永書展について
前記海外展ロシアは既に作品も受領しており開催予定です。出展料がまだの方はそのまま出展をご検討いただき、泰永書展の口座までお振込みいただけると幸いです。[公式サイトのお問い合わせ]
後期本展日本は野尻泰煌追悼展と併せて開催予定です。既に手本を受け取っている方は出展をご検討下さい。まだの方で手元に過去に頂いた手本がある方は、それを元にご出展をご検討下さい。後期本展に関しては来年1月以後順次出展の意思を確認する予定です。[公式サイトのお問い合わせ]
稽古継続を希望する方
泰永会そのものは存続方向で協議をしておりますが残念ながら稽古体制は未定です。しかし、副代表の高天や松里は既に自身の書道塾をもっております。野尻泰煌先生とは比較対象ですらないレベルですが手習いの書は可能と存じます。高天は泰永会で第一席無鑑査昇格の技術力があります。一人でも多くの人に書をやってもらいたい。出来れば生涯。それが師の願いであり、それ故に心を尽くして稽古をして来られました。思うところあればご相談下さい。[公式サイトのお問い合わせ]