長いこと師(野尻泰煌先生)には、「言葉は何も産まない。慎むように」と言われてきた関係でこうした文章を書くことを避けて来ましたが、縁あって望まれたことを期に纏めてみました。
具体的に書くと、これを望む側にとって意味不明な文章になってしまうことから、概念的な表記が強くなりました。端的に言えば「古典に立脚した上で、自立して書けるようになれれば」というのが鳳煌会の方針です。その後、本格的に書の道へ邁進するもよし、手習いで一生を終えるのもよし。文化とは、そうした部分から息づくように感じます。
これをきっかけに出来るだけこうした文章も書いていこうと考えております。ご一読いただければ幸いです。