2017/4/12weからハンガリー・ケチュケメート市のラデイ博物館で開催されている 第28回泰永書展 in ケチュケメート市 に関するハンガリー発の記事のリンクを次のサイトで纏めました。
投稿者: 松里 鳳煌
お知らせ:The 28th TAIEI Calligraphy Exhibition in Kecskemét city の フライヤー
(展示概要)
個人サイトの設置
今後、自らの作家活動の足跡とその他の活動を明確に分けた方がいいだろうと考え、自身の作家活動のサイトを設置することにいたしました。<http://hoko.yataiki.net/> よろしくお願いいたします。
空海の『書道展ナビ』サービスが終了
『書道展ナビ』サービス終了のお知らせ
http://www.shonavi.jp/
平素は『書道展ナビ』のサービスをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
お客様へのサービス提供に向けて様々な検討を重ねてまいりましたが、誠に勝手ながらこの度都合により、
2016年8月31日(水)をもちまして当サイトの全てのサービスの提供を終了させていただきました。
■ 個人情報の取扱について
ご登録いただいた個人情報につきましては、サービス終了後、すべて削除させていただきます。
長きに渡るご愛顧をいただき、誠にありがとうございました。
平成28年9月1日
日本インターネット書道協会
株式会社空海
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-3 東京宝塚ビル
TEL: 03-3504-8551 FAX: 03-3504-8552 E-mail: info@kukaishodo.jp
実際に終わったのを見ると登場当初より見てきた人間としては感慨がわきます。一つの流れが終わりロングテール時代の只中にいるのを感じます。これまでの時代である大きな担い手が支える流れから小さな担い手にバトンが手渡されている。そのように感じます。
このサイトはインターネットサービスが一般に浸透されつつある過渡期の頃に出来た印象です。当時は書道関連のサイトというのは皆無に等しく、個人や書道塾でホームページをもっているような所はまるっきりでした。お仲間が出来たようなそんな心持でその登場と経過を見ていたような気がします。
ある話ではインターネット上で書道をやる人口は増えているということですが、果たしてどうなのでしょうか?限られた調査範囲内での印象としては、どこの書道会にも属さず書をやる人は増えているかもしれません。ポータルサイトが閉まるというのは様々な理由があると思いますが、主たる要員は利用者数でしょう。小さな担い手として結果的に書文化の継承の一端を担えれば。お疲れ様でした。
告知:第二十七回泰永書展-国際交流展-
2016(平成28)年9月19日(月・敬老の日)~22日(木・秋分の日)4日間
(時間)
11:00~17:00
※初日のみ12:00から
※入場17時まで、閉場18時
(内容)
泰永会会員による作品発表
1.一般部展示
2.学生部展示(小学生以下)
3.国際交流展 交換作品を5点展示予定。
(会場)
東京芸術劇場・アトリエイースト
地下通路2b出口の左側(旧展示室1)
※正面入口エスカレーター左側
(劇場外観)※改築前のものです
(交通)
JR池袋駅から徒歩2分
※地下通路で2b出口が劇場地下1Fです。
(周辺地図)
(予定印刷物)
・作品集B5、100部(有料500円)
・フライヤーB5、200枚配布(会場では残り分)
・案内ハガキ、100枚配布(会場では残り分)
・釈文A4、40枚(無料)
・野尻泰煌略歴B5、100枚(無料)
お知らせ)
書展開催中は受付にて作品集を500円で販売しております。
お釣りの用意は限られるためご用意いただければ幸いです。
会場側よりの指導により飲食は会場専従スタッフ以外禁止されています。
第二十五回泰永書展が閉幕
自作に関しては、昨年の大きな課題を背負っての出展でした。今後の方向性が一部見えたような感覚があります。ご来場いただいたお客様にご感想をいただけ今後の活動の参考に活かせれば。ありがとうございました。
本展ではある出会いと再会がありました。まるで本展のテーマである「運びと縁(えにし)」を体現したかのようです。
野尻氏より2年ほど前ですか聞いた話です。当時、氏は自作の漢詩制作に熱が入っており、丁度その滑り出しの時期だったに思います。ある漢文の和訳を頼まれたというのです。
氏「ほら僕のことだから、いつもなら面倒くさいから断っちゃうんだけど(笑)、丁度自作の漢詩を毎日やっているじゃない。だから気になって話を聞いてみたら、うちのご先祖と近いんだよね。水戸藩だったんだけどさ。そこにご縁も感たから受けることにしたんだけど、この漢詩の内容が素晴らしいんだよ読んでごらん。久しぶりに感動したよ」
そう言って渡され拝読しました。とても胸がつまりました。
氏「どうだい凄いだろ?!これだよ。これなんだよ!危うく断っちゃうところだったけど受けて良かったよ。(笑) 最初は忙しくて他人様の漢詩どころじゃないじゃない。まだ推敲を繰り返しているん段階なんだけどね急がないと本人が危ないみたいだから」
私「え?危ないって」
氏「これを読みたい人がかなりの高齢で体調が思わしくないようなんだ」
私「あらま」
氏「だから、ここ数日はコレしかやっていないんだよね。どうだい?」
私「え、もー完璧じゃないですか。もうこれで問題ないんじゃないですか?」
氏「おかしくないかね?急いでいても適当な返事はしたくないからさ。特に後半のコレがさっぱりわからないんだけど、これちょっと見てくれるかい?」
こういったやり取りがあり、しばし二人でこの医師の話題でもちきりでした。
出会い)
時折、その医師の生き様が話題に登ることはありましたが、すっかり細かい経緯等の詳細を忘れておりました。本展にて 「丁寧に見て頂いているご夫婦らしきお二人がいるなぁ」 と思いながら他の方を接客しておりました。タイミングが会えば感想でも伺おうと思っておりましたが、一旦出られたのが見えます。しかし再び女性が入室され、氏の方を向いているのが目に映り、「これは何か大切な用事がありそうだ」と歩みより話を伺うと、驚いたことにコノ医師のご親族でした。氏と面通し頂きその時の感動が蘇りました。
再会)
会には様々な事情から出入りがありますが、中でも印象に残るお弟子さんはおります。非常に小中学生が多い時期があり、年格好からいって甥や姪を見るような感覚で彼らを見ていました。別れは突然でした。大まかな経緯を聞いた時、私は「誤解もあるだろうに、なぜ引き止めないんでか?」と問いました。氏は「我々は特に個の自由意志を尊重する立場にある人間だよ。誤解であれ何であれ、それぞれ充分に熟慮した上で去ると決めたんだろうよ。それを止めるのは相手の意思を踏みにじることになる。そんな失礼なこと出来ないし、するべきじゃないと思うよ」と応えました。
それから10年近く経つでしょうか。本展最終日に、(どこか見覚えのある方がいらっしゃるな)と思いながらいました。氏より「ほら、憶えてる?」と声がかかり思い出します。当時の子のご親族でした。その後、本人も駆けつけて来て頂き、どこか遠いところに旅に出ていた甥や姪が元気に帰ってきたような喜びが。今の活動について話を伺うと、氏のスピリットのようなものが無意識下に感じられた話があり驚きました。新たな関係性の元で何かが動き出しそうです。
日頃より氏が言われている 「本物を伝えていれば、たとえその時はわからなくとも、いずれ何かしらの精神的支柱になることだってある」 というのが伺えた気がします。
何かと感じることの多い書展となりました。
第二十四回泰永書展 開催告知
野尻泰煌の出展作
道具の誤解
長いこと気にも止めていませんでした。
よくあると聞きます。
例えば、ある先生が「あ」という筆をもっていた。
「欲しいなぁ」
と馴染みのお店に行き、
「”あ”という筆ありませんか?」
と尋ねます。すると店員は
「は?」
といった、困った顔をしてます。
これは買う側が前提条件を知らないことでしばしば発生することです。
書道用具は実は卸先店舗で名前が変わります。中身は同じです。
”A”という店舗では”あ”という筆が、”B”という店舗では”い”に変わっています。
なので当然お店のスタッフは「ありません」となります。
筆にかぎらず、紙等も卸先によって名前が変わります。
なので、
・どの店で、
・なんという商品名の
・なんなのか
この3点は最低限おさえる必要があるでしょう。
間違わない為に、価格も知っておいたらベストですね。
尚、その情報をもって馴染みの店に行っても無駄です。
該当するお店に行きましょう。
何故なら、どの店の何が自分の商品に該当するかお店の方はご存じないからです。
ちなみに私は、
上野駅にある劫榮麓(こうえいろく)を馴染みにしております。
送料はかかりますが発送にも対応してくれ、
紙は重いので発送で、筆類は直接買いに伺います。
大至急の際は、新宿の某店で買いますが・・社長すんませんw
書道展の表具もここにお願いしております。
毎回、書道展のチラシやポストカード、ポスター等を置かせてもらっております。
だいたい開催一ヶ月前にお伺いし、置いていきます。
今まさに置いてあると思いますよ。
このお店には可愛い店員さんもいます。いや、ほんと。
筆をおろす2
私のやり方を書いておきます。
筆は購入時、糊で固められております。
それを溶かすのが「筆おろし」ということです。
糊で固めるのは、保存、毛を痛めない、筆をまとめる等、実用的な意味があります。
当然使う際には必要がないので溶かす必要が出てきます。
1.500ccのペットボトルを用意する。
2.毛先がうまる程度の水を入れる。
2度やるのは糊を完全にとるためですが、
面倒な方は1度目の水を捨てた後、新しい水の中で筆を泳がせて使っても構わないでしょう。